2011年1月25日

アジアカップ

サッカーのアジアカップが開催中。日本はなんとかカタールを準々決勝で下して、次はいよいよ韓国戦。

ザッケローニはサイドからの攻めを標榜してるようだけど、ここまでの試合を見てて思うのが、日本は中央突破が凄く巧くなったということ。
現代サッカーで今んとこ一番魅力的なのがリーガのバルサ。サッカーファンに聞いたら満場一致だと思うんだけど(好き嫌いは別で。ちなみに僕はバルサ好きじゃないです)、そのバルサが得意なのがこの中央突破なんです。
なんでバルサの中央突破が機能しまくりか。それはやっぱシャビとかイニエスタとか、スルーパスを通す気持ちよさに気付いちゃったメッシの存在も大きいんだけど、それ以上にペドロ、ビジャが持ってる特殊な能力のおかげ。

その特殊能力ってのは、どうやってDFラインのスペース(ギャップ)を使うか。また、そのラインが完璧だとしても、彼らはスペースの作り方を知ってる(分かってる)んだよね。

現代のサッカーでの守り方は、ゾーンディフェンスが主流。ラインディフェンスだからもちろんマンツーマンよりもスペースは出来やすいんだけど、臨機応変に形をピラミッド型に変えたりして守るチームがほとんど。リベロとかスイーパーってのは最近あんま見掛けない。
ゾーンディフェンスだからボールを持ってる選手にチェックに行きつつも、空いたスペースが出来ないように、いかにラインを崩さないかが重要なんだけど(この時ピラミッド型になる)、このスペースを作る動きをシコシコと繰り返す選手がいると、相手DFはとっても神経使う。
それがペドロとかビジャ。特にペドロが秀でてる。彼らはラストパスが出るタイミングだけじゃなくて、その2つ、3つ前のプレーから予測してると思う。

前置きが長くなったけど、そんなペドロみたいな超優秀なアタッカーが、嬉しいことに今の日本代表にいる。香川だ。

香川はブンデスのドルトムントでゴール量産してるけど、その理由はペナルティエリア内のスペースの作り方を見つけるのが早くて、そこにボールを運ぶ、呼び込むのが凄く巧いから。しかも運動量も豊富で、ピッチの左右を行ったり来たりしてる。この間のカタールDFはパニックだったと思うよ。岡崎について行けないシーンも一杯あったし、日本一点目のシーンとか本田ドフリーにしてたし。

しかも香川は足下の技術も高い。日本3点目。長谷部のあの神パスを、絶妙のトラップとドリブルで裏に抜けたシーンは、香川だからこそのプレーだと思う。結局後ろからの殺人スライディングで止められたけど、こぼれ球を伊野波が押し込んで決勝ゴールに結びついた(っていうか伊野波はなんであそこに居たのか謎すぎる。カタール一点目のポジショニングと言い、伊野波はDFじゃなくてFWなのかと思いたくなる)。

もちろん、中央突破が機能している理由は香川だけではなくて、長谷部、遠藤の存在もデカイ。3点目の長谷部のパスは、あの速さじゃないと通らないと思うし、裏を狙うスキも常に伺っている様に見える。遠藤は一列抜かしたパスが本当に巧い。アジアレベルだと遠藤しかいないよ。今んとこ。ただ、この二人の守備面でのコンビネーションはイマイチかなあ。

まあ、とにかく韓国戦は楽しみだわ。韓国の戦い方は、カタールみたいな感じでFWにボールを当てて崩してくるだろうな。この戦法に対する日本の守備は不安過ぎる。イタリア人ザックカテナチオパワーでなんとかして。
攻撃は本田がもっと魅せんとダメだ。前田もここまで空気過ぎる。あとは香川の特殊能力に期待。